How to care for carpetカーペットのお手入れについて

ダニの発生を防ぐには

吸引力の大きい掃除機で週に2回は掃除することや、部屋の窓を開けて風通しを良くすることなど、日頃の手入れと気配りで繁殖を防ぐことが出来ます 。また、夏季の大掃除は効果的です。

  • パワーブラシ付掃除機をご使用の場合、パイルの素材や形状によってはパイルを傷めることがありますのでご注意ください。

シミ・汚れのお手入れ

  • 商業施設などのカーペットの汚れは、一般的に約90%が靴底から、残りの約10%は空気中の浮遊塵によるものです。靴底からの汚れの侵入を防ぐために、フロアの出入り口に防塵マットを設置してください。
  • 汚れが付着した場合は汚れがひろがらないように注意しながら即座に拭き取ってください。時間が経過すればするほど除去しにくくなります。また、汚染物質によっては除去不可能なものがあります。
  • パワーブラシ付掃除機をご使用の場合、パイルの素材や形状によってはパイルを傷めることがありますのでご注意ください。
  • シミはすぐに対処することが大切です。シミの取り方は下記表をご参照ください。
食料品のシミの取り方
シミの原因 処理方法
チョコレート 硼酸粉末をふりかけ、冷水を注いで15分程経ってから濡れた布で拭き取ります。
残った粉末は乾いてから掃除機で吸い取ってください。
アメ・ジャム・キャンデー・砂糖 熱い湯に中性洗剤を溶かし、布で拭き取ります。
跡が残るようならベンジンで軽く拭いてください。
チューインガム 丸めながらつまみ取り、残った部分をアルコールかベンジンで拭き取ります。
どうしても取れない場合は、ドライアイスで固めてから、叩いて粉々にします。
玉子 冷水(温湯を使わないこと)で拭き取ります。
大根おろしで拭いても構いません。
牛乳・乳製品 温湯で拭き取り、跡が残るようならベンジンで軽く拭いてください。
コーラ・サイダー アンモニア水か硼酸水で拭き、中性洗剤を入れたぬるま湯で拭き上げます。
油性のシミの取り方
シミの原因 処理方法
食用油・バター・ラード・口紅・靴ずみ・朱肉など ヘラかナイフで汚れを取り、ベンジンを白布につけてつまむように取ります。
その後、中性洗剤を入れたぬるま湯で拭きます。
吸取紙を当ててアイロンをかけても構いません。
無地のものは、輪ジミを残さないよう、霧吹きをしておきます。
油絵具・ペンキ テレピン油で柔らかくし、吸取紙を当ててアイロンをかけ油分を拭き取ります。
さらにアルコールで拭いてから中性洗剤を入れたぬるま湯で仕上げます
マニキュア・マジックインキ シンナーで拭き、中性洗剤を入れたぬるま湯で拭き上げます。
水溶性のシミの取り方
シミの原因 処理方法
しょうゆ・ソース 吸取紙で吸い取り、中性洗剤を入れたぬるま湯で拭きます。
コーヒー・紅茶 こぼした場所へぬるま湯を注ぎ、吸取紙やタオルで吸い取ります。
時間の経ったものは、アストリンゼントを含ませた布で叩くと効果的です。
水で拭いた後、アルコールで拭き上げます。
ビール・酒・洋酒 タオルなどで吸い取り、スポンジに水を含ませて拭きます。
カクテル 水で拭き取ります。ただし、果汁が含まれているとなかなか取れないので、専門家に依頼します。
その他のシミの取り方
シミの原因 処理方法
インキ・墨汁 吸取紙と食塩とで吸い取ったあと、中性洗剤を入れたぬるま湯で拭きます。
牛乳をふりかけて拭き取っても構いません。
塩水(1ℓの冷水に塩をカップ半分)で拭き、ぬるま湯で拭き上げます。
ヨードチンキ 中性洗剤、またはアンモニア水で拭き取り、水で仕上げます。
尿 塩水または硼酸水、アルコールと酢酸の混合液のいずれかで拭きます。
その後、中性洗剤を入れた水で拭き上げます。
犬猫のふん 塩水で拭き取ってから、5%アンモニア水で拭き、中性洗剤を入れたぬるま湯で仕上げます。
  • カーペットの色が落ちないかどうか、目立たない所で確かめてから実施してください。
  • 本表に示すのは、シミ・汚れの取り方の1つの方法です。カーペットのシミ・汚れには複合したものがあり、カーペット自体に使用される繊維にもいろいろな種類があります。 そのため、すべてに完全とは言い切れない点がありますのでご注意ください。

その他

定期的なお手入れ法やクリーニング工法についての詳細は、カーペット見本帳のメンテナンスについてまとめた頁をご参照ください。詳しくはこちら

カーペットの遊び毛について

遊び毛は、ウールやアクリルなどに代表される紡績糸を使用している新しいカーペットのパイルに含まれる余分な毛が出てくる現象であり、毛抜けではありません。
掃除機がけの度に減少してやがて収まり、カーペット本来のつやが出てきます。パイル糸が飛び出しているときには、引き抜いたりせずに鋏で丁寧に切りそろえてください。

カーペットのパイルのほつれについて

ほつれの伝線を防ぐためにも、すぐに補修(ハサミでカットする等)してください。

机や家具などを移動させた際のカーペットに出来る脚形について

以下の手順を行うことである程度脚形を元に戻すことができますが、素材の特性上ウールとナイロン以外の製品では、足形を戻すことは難しくなります。また、家具の形状や重量、期間により回復度合いは異なります。
作業手順としましてはスチームアイロンの蒸気かお湯を湿らせた布で、カーペットに水分を含ませパイルを起こす。そのあと毛並みにそってブラッシングしながらドライヤーの温風で乾かしてください。

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